秘密 confidential 2005 10 11

 「秘密は、本にあり」と言えるでしょう。
大型書店で、本を見ていると、
「こんなことまで書いていいのか。まずいのではないか。
ある程度、秘密にしておくべきではないか」と思える内容の本があります。
 しかし、よく考えれば、そういうことを新聞で書いたり、
テレビで放映すれば、大騒動になりますが、
本では、そういうことにならないと思います。
 基本的に、本は、知識人しか読まないでしょう。
しかも、それが、政治経済の分野ならば、なおさらです。
さらに、専門用語を使っていれば、
一般の人は、その本を手にすることはないでしょう。
 そういうわけで、不特定多数ですけれど、
ある種の秘密を、ある種の知識人に知っておいてもらいたい場合、
本を出版し、それで、そうした知識人に周知させることになるでしょう。
 これは、ある種のサークルのようなものかもしれません。
ある種の知識人は、いつもアンテナを立てていますので、
たとえ、タイトルが難解でも、逆に、タイトルが、あまりにも平凡でも、
そして専門用語が多くても、ピンと来るものがあるでしょう。
 そういうわけで、ある種の知識を、ある種の知識人に周知徹底させるには、
本の出版というものは、有効な手段と言えるかもしれません。

































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